娘を大学進学まで視野に入れて育てるかどうか何度か考えてきた。
(経済的な余裕については置いておいて)
自分の学歴はさておいて、私は幼少期に大学大学言われて育ったクチです。
私が娘に大学生になってほしい理由は、正直大卒と言えば何とかなるんじゃないかという思い込みしかない。2024年の段階では学歴というのは就職の際ある程度必要になってくるものではある。
周りを見ても実際大卒の方が平均収入は高いし。
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お金が全てじゃ無いけど、貧困は様々な不和や犯罪に繋がりやすいのも事実です。
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けどあと10年後はどうだろう。
私の想像だと、自分のことを知っていて自分を生かせる人が食ってける時代になっていると思う。
全員が主人公とかではなくて、自分はリーダータイプだ、またはサポータータイプだとか、そういう役割を認識してフィットさせていくことができる。
または得手不得手を知っていて補完または良い相互作用を生み出せる環境に入る、または環境を作るとか。
だからいち早く好きなものや事に出会って、夢中になってるまま人生を終えられたら良いんじゃないかと思っている。
話はそれましたが、プラダを着た悪魔の話。
主人公エミリーは名門大学を卒業し、ジャーナリズムの道へ進むべくファッション雑誌ランウェイの編集部を訪れる。(ファッションには興味がないけど、ここか車雑誌しか募集が無かった)
編集長のミランダの面接により「今まで秘書が採用した子は使えなかった。ダサいけど賢い子がどんな働きをするのか興味あるわね」的な感じで採用となった。
エミリーは編集部で働き始めるもダサいままである。
服装は仕事に関係ないから。
エミリーは確かに不潔では無かったし、その辺にいれば可愛い服を着ていたと思う。
ある日、ミランダのオフィスでピンクの退廃的な印象のドレスに合わせるベルトは
2本のうちどちらが良いかについて議論がなされていた。
ターコイズ色の2本のベルト。
ミランダにとってはどうでもよく、こんなつまらないことによくも時間が割けるものだ。
何真剣になっちゃってるの。てな感じで皆の前で、ミランダはクスッと笑ってしまう。
そこで編集長ミランダのセリフ
「あなたには関係ないことよね。家のクローゼットからその冴ないブルーのセーターを選んだ。私は着る物なんか気にしない、マジメな人間ということね。
でも、この色はブルーじゃない。ターコイズでもラピスでもない。セルリアンよ。知らないでしょうけど、2002年にオスカー・デ・ラ・レンタがその色のソワレを、サンローランがミリタリージャケットを発表。セルリアンは8つのコレクションに登場。
たちまちブームになり、全米のデパートや安いカジュアルの店でも販売されあなたがセールで購入した。そのブルーは無数の労働の象徴よ。とても皮肉ね。
ファッションと無関係と思ったセーターは、そもそもここにいる私たちが選んだのよ。こんなものの中からね。」
てな感じで、業界が変われば評価の基準も価値観も変わり、憧れや賞賛の対象も変わる。
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評価や賞賛を受けるために生きるのではないが
それは人生を彩るためのエッセンスにはなる
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私自身が長い間無縁だった美容業界を垣間見て実感したことでした。
「その成分入ってなくても死なない」
「顔の艶出したからって顔の作りは変わらない」
とか思っていたんだけど
価値を提供する側の人たちのこだわりって物凄いものがある。
どーーーーーでもいいことの細部にこだわって
それが数年後にドラッグストアで売れていく。
プラダを着た悪魔と同じだった。
ドラッグストアでよく見るから買う
は
数年前に美容業界の人たちが時間をかけて研究、開発、取捨選択していったもの。
彼女らはそれがドラッグストアに並ぶ頃、とっくに次の最先端に夢中になっている。
ここの経済に学歴は関係ない。
つまり学歴に課金しても化粧品に課金しても、本気で熱心にすればお金を生み出す力になる。
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大学受験まで勉強してそれから化粧品に課金すればいいという発想もあるかもしれないけど、大学受験を学歴とりにいけるほど本気で勉強できるのも才能や好きなことの一つだと思う。
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要は何をしているときが夢中になれるかの違いであって
どこまでやりたいか、何をしたいか
そこで極めたり折り合いをつけたりしていくことで人生が違うだけ。
なのでやっぱり、娘がこだわりたいことや
他の人には無い才能を見出して「これって才能だよ、これを使っても良いんだよ」って伝えるような育て方をしたいと思います。
自分の育て直しも同様です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました♪