なんのこれ式

ご訪問いただきありがとうございます。ひとり親家庭を営んでおるものの備忘録です

断る勇気

最近、いろんな勧誘をされたり国際ロマンス詐欺を仕掛けられたりとこれは何のサインか(出た出た)と頭を悩ませていた。

 

病んでいれば宗教に勧誘され、夢を持っていればビジネスの勧誘を受ける。長い間病みつつも夢を持ち続けていた自分は、過去にありとあらゆる勧誘を受けてきた。

 

それがここへきて、短期間に多方面からなだれ込むように様々なお誘いがかかっている。

 

そして私は学びました。断る勇気。

 

今まで数々の勧誘を切り抜けては参りましたが、私はどうも相手が可哀想だと思ったら断るのが苦手らしい。

 

会社にかけてくる営業の電話も相手が気の毒に思えると切れなくなってしまい、先輩が心配して代わってくれたり、三回くらい告白してくれる男性とは漏れなく付き合い痛い目を見ている。

 

だけど今回の勧誘雪崩れ込みによって、自分の意思でハッキリ断る練習がだいぶできたと思う。相手に嫌われようが、後でボロクソ言われようが、可哀想であろうが断るべき時はハッキリ断る。

 

30半ばにしてこれができていなかったんだなぁ〜〜〜〜。

 

でも練習すればするほどちょっとずつ断るのが上手くなってる気がするわ。

 

自分の気持ちをしっかり持って、先を見通して、断る意思をはっきり伝える。このことを大切にしっかり生きていこうと思います。

 

以下、私が遭遇した国際ロマンス詐欺についての詳細をまとめておりますので、ご興味ある方はどうぞ。

 

自分にはインターネットで人と出会い、人間関係を築いてきたことがいくつもあった。一番古い付き合いの友人はかれこれ20年にもなる。チャット、オンラインゲームで青春時代を過ごしたと言っても過言ではない。

 

そう言った点を踏まえて、インターネットで見知らぬ人と出会い仲良くなることはごく自然なことだった。

 

先日、インスタに見知らぬ外国人からメッセージが来ていた。まさかこれが国際ロマンス詐欺だとは思わず、2〜3日位やりとりしていた。

 

「趣味が合いますね」

 

こんな感じで。

 

ところが彼はやたらと自撮りを送ってくる。しかも、今何をしているか、これから何をするか聞いてもいないのに報告してくるのだ。

 

「すごいな〜よくこんなに見ず知らずの人に自撮りを送りまくれるなぁ。」

 

「聞いても無いのに行動を報告してくるって、なんか付き合いたてのカップルみたい。正直めんどくさいな。。私仮に彼氏ができても多分こういうのめんどくさくなってきて再婚できないんだろうな。」

 

だとか呑気なことを考えていた。

 

何かにつけて「すごいですね!」とか返しながら、アタシはキャバ嬢か?接待かこれは?なんだ?と思いながら、いつまで続く感じだこれ?と思い始めていた。

 

普通に無視すれば良かったと思うのですが、健気に1日を報告してくる人を無視できない自分がおりました。

 

そしてちょっとずつ返信の時間を開けていくと・・・

 

「あなたとは深い友情を築ける」とおっしゃり、LINEのidを交換してくれとのこと。

 

※後で知ったのはこういうの国際ロマンス詐欺の中の「ベストフレンド詐欺」というジャンルらしい。

 

多分私がバツイチで子供いると言った為かもしれない。多分、既婚者とかにはこういう風に仕向けるのかも。

 

私はLINEやってないというと、めっちゃビックリしてた。(マジでやってないので)

 

この時初めて何歳か聞かれた。70代とかかと思われたのかもしれない。

 

嘘をつかないで、僕を信用してみたいな。とにかくLINEのidが欲しいらしい。彼はめちゃくちゃ必死のように思えた。

 

怪しさ満載だった・・・この時点で「これやっぱりアレだよね?」と腑に落ちたのだ。

 

しかし多分これ、国際ロマンス詐欺の前知識があったからわかったようなもんで、知らなかったら「私のLINEのid欲しくて仕方ない健気な外国人男性」だと思って同情してしまっていたかもしれないw

 

危ないとこだった。セーフ。

 

頑なに断って事なきを得たが、断っている間ずっと胸が痛かった。詐欺であろうとわかっていても、もしかしたらいたいけな外国人男性だったらごめんだわとか思って。

 

しかし無事断れたのでした。

 

多分向こうも私のこと変な女だと思ったと思う。マッチョな写真を送れば「1日のトレーニングの時間はどれくらいですか?」「プロテインは何を飲んでますか?」とか、軍隊に所属していたと言われれば国防について深掘りして聞いてみたり、こいつ中身おっさんじゃね?と思われていたかもしれない。

 

ちなみにLINEのidを交換していたらどうなってたかというと、、更に仲良くなった後で母が急病だとかなんとかで送金して欲しいと言われるらしい。そして送金するとドロンだそうだ。

 

あいにく送金するお金は無いが、時間と信頼を費やしてはいたかもしれない。そんなのヤダヤダ。

 

本当に勉強になった。彼のお陰でこの度は本当に貴重な経験ができました。これからも自分を大切に生きて参りたいと思います。

 

ご拝読いただき、誠にありがとうございました。